医療法人 清祥会 川上内科 石川直樹様
医療業界は、一般的な企業と違って特価販売とかキャンペーン等の方法で売上を伸ばすということが基本的にできません。 簡単に言 えば、具合の悪い患者を診察して処方し、その対価として国で定められた診療報酬を受け取る。 売上を上げる方法はこれしかありません。もとより診療報酬に頼らず自由診療を積極的に活かしている医療機 関もありますが、 弊院は自由診療をほとんど行っていないため、患者 の増減がそのまま売上に反映し、医院経営を大きく左右させます。 弊院の最大のピンチは平成28年でした。 その年は、開業以来使用 していたテナントから融資を受けて自前の施設を新築し移転した年でした。 透析ベッドを2倍に拡張し、院内処方も取り入れたため、人件費も含めて大きな支出を伴いました。 一方で、売上は前述のとおり急に上がるものでもなく、 移転後3年間で数千万円を超える大き な赤字となってしまいました。その状態がその後も続けば、たちまち廃業に追い込まれる危機的状況でした。融資を受けていた銀行からは改善計画を求められ、運転資金の追加融資も難しい状況となり、どうしようかと本当に悩んでおりました。
その時に適切なアドバイスをしてくれたのが山本先生でした。 山本先生とは、 平成21年の開院以来、会計税務顧問として支えていただき、平成24年に法人成りした時もサポートしていただきました。
診療が続ける中での法人成りでしたので、 自分たちの力だけでは決して出来ない状況でしたが、複雑な手続きを迅速に進めていただきました。
また、銀行から求められた改善計画書の作成においては、今後の売 上の推移や経費の削減などを細かに指導してくださり、 銀行を納得させる書類を作成することができました。さすが会計のプロだなと改めて実感致しました。 山本先生なら財務に素人の私たちも安心して任せられます。
あれから6年が経ちましたが、 山本先生にご指導を頂いて作成した改善計画どおり、弊院はコロナ過でもV字回復を果たし、4期連続で黒字を計上することができました。
ただただ感謝の言葉しかありません。山本先生、本当にありがとう ございました。これからも私どもは地域住民に愛される医療機関に なれるよう日々精進して参ります。
今後とも大変お世話になりますが、 何卒よろしくお願い致します。
医療法人清祥会川上内科
事務長 石川直樹